「どうしようって考えちゃうから、その場からがんじがらめに動けなくなっちゃうのよ。どうしようじゃなくて、大切なのはどうしたいと自分に問う心よ。どうしたいか分かったなら、どうしなきゃ、に変わるのよ。自分がすべき事がそうやって見えてくるわ。」 肩に置かれた手がとても暖かくて、つい涙が滲んだ。 「私はねぇ、近くにいられる限りは、しぃちゃんの話しは聞いてあげられるからね。」 大家さんの声が、滲んでいた涙を溢れさせた。