「昔の事だよ。昔の私はもう死んだんだ。新しい私になるんだ。」 そう言って麦茶を一口飲んだ。 この街に来る時、もう過去は見ないと誓ったんだから。 すると、また吐き気に襲われた。 体が熱を持っている。 すると大家さんが口を開いた。 「その過去の恋は、まだ続いているんじゃないのかい?」 台所で大家さんを振り返ると、大家さんはタオルを持って来てくれながら、背中を摩ってくれた。 「しぃちゃん、あんたそりゃ妊娠でないのかい?」