ふと、テーブルの周囲の温度が、一気に数度下がったような錯覚を覚えた。
「……明日?」
私が声をかけると、明日は静かにポテトを箱へと戻したところだった。
さっきまでの機嫌の良さも、毒舌の鋭さも、全部が綺麗に削ぎ落とされている。前髪の影になった大きな瞳は、どこまでも冷たく、ガラス玉のように光を失っていた。
「……明日ちゃん?」
湊先輩も異変に気づき、心配そうに覗き込む。
明日はゆっくりと立ち上がった。
賑やかな店内のJ-POPも、周りの高校生たちの笑い声も、彼女の周りだけ完全に遮断されているみたいだった。
「……バカバカしい」
消え入りそうな、けれど鋭利な刃物のような声だった。
「明日……?」
「……明日?」
私が声をかけると、明日は静かにポテトを箱へと戻したところだった。
さっきまでの機嫌の良さも、毒舌の鋭さも、全部が綺麗に削ぎ落とされている。前髪の影になった大きな瞳は、どこまでも冷たく、ガラス玉のように光を失っていた。
「……明日ちゃん?」
湊先輩も異変に気づき、心配そうに覗き込む。
明日はゆっくりと立ち上がった。
賑やかな店内のJ-POPも、周りの高校生たちの笑い声も、彼女の周りだけ完全に遮断されているみたいだった。
「……バカバカしい」
消え入りそうな、けれど鋭利な刃物のような声だった。
「明日……?」

