私が元気よく返事をすると、湊先輩はふっと目を細め、自分の持っているアイスコーヒーのグラスを指先でいじった。氷がカランと涼しげな音を立てる。
「いいな、高一は。俺なんて、この夏が過ぎたら本格的に受験モードだからなぁ……」
湊先輩は少し困ったように苦笑した。
「秋には東京に戻って、模擬試験ラッシュだよ。親からも『早く志望校を確定させろ』ってうるさく言われててさ。……来年の春、自分がどこの大学に通ってるのか、想像するだけでちょっと胃が痛い」
「東京の大学ですか? 湊先輩ならどこでも受かりそうですけど」
「いいな、高一は。俺なんて、この夏が過ぎたら本格的に受験モードだからなぁ……」
湊先輩は少し困ったように苦笑した。
「秋には東京に戻って、模擬試験ラッシュだよ。親からも『早く志望校を確定させろ』ってうるさく言われててさ。……来年の春、自分がどこの大学に通ってるのか、想像するだけでちょっと胃が痛い」
「東京の大学ですか? 湊先輩ならどこでも受かりそうですけど」

