世界で一番わがままな君とガラスの心臓

湊先輩の容赦ない突っ込みに、明日の「第一のお姫様」の仮面がピキリとひび割れた。


私と湊先輩の二人しか聞こえないような低音で、「万死、万死、萬死……」と呪文のように呟きながら、明日はそっと細い指先で一番長いポテトをつまむ。


上品に小さく口へ運ぶと、明日の大きな瞳が一瞬だけ丸くなった。


「……意外と、悪くないわね。塩分が直接心臓に染み渡る感じがするわ」

「評価の仕方が物騒なんだよなぁ」


私は思わず吹き出してしまった。


湊先輩が写真を撮りに来てから数日。