世界で一番わがままな君とガラスの心臓

だけど——あの地主の嘘をついていた愛おしい強がりも、突堤で打ち上げた黄金の花火の光も、すべてが私と明日が生き抜いてきた、嘘偽りのない青春の軌跡なのだ。


風を切る音とともに、私は今も、あの夏のはじまりを思い出している。