世界で一番わがままな君とガラスの心臓

胸の奥が、キュッと締めつけられるように痛む。


けれど、それは決して嫌な痛みじゃなかった。


親友がこんなにも命を輝かせていることへの誇らしさと、この奇跡みたいな瞬間に立ち会えていることへの感謝。


そして、少しだけ芽生えた甘くて切ない寂しさ。


色んな感情が胸の中でぐちゃぐちゃに混ざり合い、私の目からも熱い涙が溢れ出していた。


「風花ちゃんも入って!」

夢中でシャッターを切り続けていた湊先輩が、ふいにファインダーから目を離し、私に向かって左手を差し伸べた。


「え……!?」


「早く! 三人で上げた花火だろ! 一緒に撮るんだ!!」


「風花、何ぼーっとしてるのよ! 来なさいっ!!」