世界で一番わがままな君とガラスの心臓

その唇からこぼれ落ちたのは、強がりでも、毒舌でも、運命への呪いでもない——世界で一番眩しく、無邪気な笑顔だった。


「湊先輩……っ! 私、生きてる……! 私、今、最高に生きているわよ!!」


両手を夜空へ向かって高く突き上げ、涙をボロボロと流しながら、明日は叫んだ。


その瞬間。

カシャ、カシャカシャカシャッ!!

湊先輩の指が、怒涛の連続シャッターを切った。


ファインダーの中で、一秒間に何十回と明滅する花火の光。


その途方もない輝きに負けないほど強く、激しく、美しく命を燃やしている少女の姿。