世界で一番わがままな君とガラスの心臓

火薬量の多い大型の打上花火、連続で星が飛び出す筒状の連発花火、色鮮やかな流星花火。


明日はサングラスを少しずらし、真剣な眼差しで裏面の薬量表示をチェックしながら、カゴへと花火を放り込んでいく。


「これ、導火線が長めで使いやすそうね。風花、そっちの五十連発も三袋持っていきなさい」


「はいっ!」


ショッピングカートの上に、黄色や赤のド派手なパッケージが塔のように積み上がっていく。


通りかかる親子連れが「すごい量の花火……」と引き気味に通り過ぎていくが、今の私たちには周りの目なんてどうでもよかった。


続いて、隣接する大型ホームセンターへと移動する。