明日は不敵な笑みを浮かべると、畳の真ん中に大きな用紙をばさりと広げた。
それは、彼女が古い街の住宅地図を模写し、赤や青のマーカーで細かく書き込みを加えた手作りの地図だった。
「見て。これが海咲町の全体図」
明日の細い指先が、地図の南側に描かれた海岸線をなぞる。
「私たちが狙うのは、サンセットビーチの東端にある廃突堤よ。昔は塩田の荷揚げに使われてた場所で、今は立ち入り禁止の柵があるけれど、鍵は錆びついて外れてる。周囲に街灯もなくて、夜間は完全な死角になるわ」
「よく知ってるね……」
それは、彼女が古い街の住宅地図を模写し、赤や青のマーカーで細かく書き込みを加えた手作りの地図だった。
「見て。これが海咲町の全体図」
明日の細い指先が、地図の南側に描かれた海岸線をなぞる。
「私たちが狙うのは、サンセットビーチの東端にある廃突堤よ。昔は塩田の荷揚げに使われてた場所で、今は立ち入り禁止の柵があるけれど、鍵は錆びついて外れてる。周囲に街灯もなくて、夜間は完全な死角になるわ」
「よく知ってるね……」

