冷徹生徒会長が私に甘くなるまで

「……信じられませんわ。学校上層部が、生徒たちの実績を勝手に改ざんしていたなんて……!」


沈黙を破ったのは詩織さんだった。

美しい眉を激しくひそめ、声の語尾を震わせている。いつも冷静沈着で品格を崩さない彼女が、本気で憤っているのが痛いほど伝わってきた。


「運動部の成果を全消去……? 文化部の入賞も『該当なし』……!? 生徒たちの血の滲むような努力を……伝統ある桜ヶ丘学園の誇りを、あの大人たちは一体なんだと思っているのですか!」

「マジで許せねえ……!」

陸が大きな拳を力いっぱい机に叩きつけた。ガタッとペン立てが揺れる。