冷徹生徒会長が私に甘くなるまで

これまで彼が築き上げてきた『生徒会長としての誇り』や『信念』という城が、足元から音を立ててガラガラと崩れ落ちていく。


(ダメ……! こんなの、あまりにも理不尽すぎるよ……!)


私の胸の奥が、ぎゅーっと焼けるように熱く、痛くなった。


思い出さずにはいられない。

かつて、真面目に、誠実に患者さんと向き合っていたパパが、ネットの心ない噂と病院幹部の身勝手な都合によって、言われのない責任を被せられそうになったあの日のことを。

誰よりも誠実に頑張っている人が、汚い大人の保身や嘘のせいで泥を塗られ、暗闇の中に一人取り残される悔しさ。


そして何より――。