冷徹生徒会長が私に甘くなるまで

片付けを終えた私は、クラスの最終売上集計と使用電力の報告書を抱えて、生徒会室へと向かった。


夕陽が差し込む静かな廊下。生徒会室のドアをコンコンと叩く。


「どうぞ」


中から聞こえてきたのは、蒼汰くんの澄んだ声だった。


「月城くん、お疲れ様! 2年B組の最終報告書、持ってきたよ!」


「ああ、朝比奈か。ご苦労様」


デスクでペンを走らせていた蒼汰くんが顔を上げた。

巡回の腕章を外し、少し疲れた様子を見せつつも、私を見ると目元を優しく和らげた。