冷徹生徒会長が私に甘くなるまで

「大丈夫、三分で終わらせるから! 設楽さんの凛とした美しさを、もっと引き立ててあげる!」


「もう……強引ですわね……」


詩織さんは呆れたように溜息をついたけれど、どこか観念したように静かに目を閉じてくれた。


(設楽さんは、凛とした気品のあるブルベ冬タイプ……!)


私はコームで彼女の美しい黒髪を整え、頬の高い位置にほんの少しだけ繊細なパールのハイライトを滑らせた。


そして最後に、彼女の知的な魅力を極限まで引き立てる、深みのあるローズレッドのリップをブラシで丁寧に塗る。


「よし……できた! 設楽さん、目を開けてみて!」


詩織さんがゆっくりと瞼を開け、鏡の中の自分を見つめた。