冷徹生徒会長が私に甘くなるまで

「ふふっ……ありがとう、月城くん!」


私は両手をキュッと胸の前で握りしめ、夕陽に照らされた蒼汰くんに向かって、飛びっきりの笑顔を向けた。


「私ね、月城くんに褒めてもらえるのが一番嬉しいよ!」


「っ……!? き、君はまたそうやって余計なことを……!」


耳どころか首元まで真っ赤にして狼狽える蒼汰くん。


夕焼けの茜色が溶け込む生徒会室で、二人の距離は、間違いなく昨日よりもぐっと近づいていたのだった。