冷徹生徒会長が私に甘くなるまで

次の瞬間――。


「う、うわあぁぁぁぁっっ!? 小林さん、超絶可愛いじゃん!!」

「マジかよ!? まったくの別人……いや、めちゃくちゃ素材が良かったんだ!!」

「日葵すごすぎる!! マジの魔法使いじゃん!!」


教室中に、地鳴りのような大歓声と拍手が巻き起こった。

「朝比奈、お前マジですげえな!!」

陸くんがデスクをドンと叩いて身を乗り出し、目を輝かせて絶賛した。

「これ絶対大ヒットするだろ! 男子のヘアセットやカラー診断もやってくれよ! オレが呼び込み第一号やるわ!」

「ふふん! もちろん、男子のスタイリング枠も作るよ!」

私は胸を張ってニッと笑った。

結衣ちゃんは顔を真っ赤にしながら、でもすごく嬉しそうに「日葵ちゃん……ありがとう……!」と小さくつぶやき、私に抱きついてきた。


「文化祭の出し物、2年B組は『パーソナルカラー&変身カフェ』で決定ーーっ!」


学級委員の宣言とともに、クラス全体が「おーっ!」とひとつになって拳を突き上げた。 自分の「好き」と「センス」で、誰かを笑顔にできる。