ふと教室の入り口を見ると、設楽詩織さんが立っていた。
彼女も貼り出された順位表を目にすると、信じられないものを見たように瞳を揺らし、やがてフッと降参したように小さく息を吐いた。
「……見事ですわ、朝比奈さん。ご自分の言葉に、嘘はなかったようですわね」
そう言って、静かに背を向けて去っていく詩織さん。その背中には、もう最初のようなあからさまな侮蔑の空気はなかった。
(よしっ! 第一関門、突破!)
胸を張って笑顔を浮かべたけれど――私の心は、まだ半分だけそわそわしていた。
(月城くん……この結果、見てくれたかな?)
彼女も貼り出された順位表を目にすると、信じられないものを見たように瞳を揺らし、やがてフッと降参したように小さく息を吐いた。
「……見事ですわ、朝比奈さん。ご自分の言葉に、嘘はなかったようですわね」
そう言って、静かに背を向けて去っていく詩織さん。その背中には、もう最初のようなあからさまな侮蔑の空気はなかった。
(よしっ! 第一関門、突破!)
胸を張って笑顔を浮かべたけれど――私の心は、まだ半分だけそわそわしていた。
(月城くん……この結果、見てくれたかな?)

