冷徹生徒会長が私に甘くなるまで

掲示板の紙を見に行くと、一番上の『学年1位』の欄に、並んでふたつの名前が刻まれていた。


【1位:月城 蒼汰】 【1位:朝比奈 日葵】


全科目合計、四百八十五点。

蒼汰くんから借りたノートで対策した歴史も、陸くんに教わった数学も、全部満点に近い点数を叩き出すことができた。


「朝比奈、お前マジですげえな! オレ、口だけじゃなくて本気で勉強できる奴、超リスペクトするわ!」

陸くんがひょいとやってきて、自分のことのように笑う。

クラスのみんなも、もう誰も「派手で遊んでいそう」「不真面目」なんて目では見ていなかった。

驚きと、そして純粋な尊敬の眼差しが私に向けられている。


言葉で何百回言い訳するより、結果ひとつで見せる。 私が証明したかったことが、ちゃんと形になった瞬間だった。