冷徹生徒会長が私に甘くなるまで

「うう……設楽さん、相変わらず迫力がすごいよぉ……」 結衣ちゃんが胸を押さえてほっと息をつく。


(惨敗? 醜態? ふふん、言ってくれるじゃない!)


だけど、私の胸の中で燃え上がる炎は、小さくなるどころかますます大きくなっていった。


「よしっ! 燃えてきたぁぁ!」

「ええっ!?」

「結衣ちゃん、今日からテスト最終日まで、私、超・集中モードに入るから! 応援しててね!」

「う、うん……! 私にできることなら何でも手伝うよ!」


◇


その日から、私の怒涛の勉強漬けの日々が始まった。


「派手だから不真面目」 「見た目だけの転校生」


そんな陰口を叩くクラスメイトたちの鼻をあかすためだけじゃない。 私を信じてくれた結衣ちゃんのため。 そして何より、冤罪と戦いながら胸を張って生きている大好きなパパとママのためだ。