冷徹生徒会長が私に甘くなるまで

「……これ、君に渡そうと思って買っていたんだ」


「え? 私に……?」


「ああ。付き合い始めた記念と……君が僕の偏見を壊し、新しい世界を見せてくれたお礼だ」


蒼汰くんが丁寧に箱のリボンを解き、フタを開けた。


そこに収まっていたのは――小ぶりで上品な、二つの星が寄り添うように輝くシルバーのイニシャルネックレスだった。


「わぁ……! すごく綺麗……!」


「君のイニシャルの『H』と、僕の『S』のモチーフが小さく入っている。……学校ではつけられなくても、休日のデートの時に身につけてくれたら嬉しい」