冷徹生徒会長が私に甘くなるまで

「長谷川に意悪く当たったのは、僕の不徳だ。……だが、君が僕以外の男に楽しそうに微笑みかけているのを見ていたら……胸の奥が焼き尽くされるように痛かったんだ」


「蒼汰くん……」


「君が魅力的で、誰からも愛されるのは分かっている。……だけど、僕だけの朝比奈でいてほしいと思ってしまう。……ダサいだろ、こんな生徒会長」


自嘲気味に呟く蒼汰くんの言葉に、私の胸はギュ〜〜〜ッと締め付けられるように甘く痛んだ。


あの完璧で冷徹だった生徒会長が、私への好きが溢れすぎて、子どもみたいにヤキモチを焼いてくれている。


こんなの、愛おしすぎて頭がおかしくなりそうだ!


私は蒼汰くんの腕の中で体をくるりと反転させ、彼の首元に自分の腕を回した。