冷徹生徒会長が私に甘くなるまで

そこにいたのは、いつもの黒縁メガネを薄いメタルフレームのオシャレなメガネに変え、黒のタートルネックニットに上質なグレーのロングコートを羽織った、モデル顔負けのイケメンだった。


前髪が少しラフに下ろされていて、全体のシルエットが信じられないほどスタイリッシュ。


スタイル抜群の長身が際立ちまくっている。


「……遅くなってすまない。待たせたか?」


「う、ううん! 私がいま来たところ! ……って、蒼汰くん……!?」


あまりの格好良さに直視できず、私の顔が一瞬でカッと沸騰した。 学校の制服姿も目の毒レベルでカッコよかったけれど、私服の蒼汰くんはギャップの破壊力がヤバすぎる……!


「なんだ……? 変か……? 私服で会うのは初めてだから、一応、変じゃないか妹や母親に確認してきたんだが……」


蒼汰くんがどこか不安そうに自分のコートの袖を見つめ、耳の先端を少し赤くする。


「変なわけないじゃん! むしろカッコ良すぎて心臓が止まるかと思ったよ……!」