冷徹生徒会長が私に甘くなるまで

全校集会でのあの衝撃的な大逆転劇から二週間。


付き合い始めた私と蒼汰くんの、待ちに待った『初めての休日デート』の日がやってきた。


「う〜ん、どうしよう……!tこのニットの方が可愛いかな? でも、こっちのチュールスカートと合わせた方が秋っぽくておしゃれかも……!」


日曜日の朝。


自分の部屋の全身鏡の前で、私は着ていく服を何十回もあてがいながら、あーでもないこーでもないと頭を抱えていた。


これまでだって、おしゃれには誰よりも気を使ってきた。


だけど今日は違う。 だって、あの『完璧な生徒会長』で、今は私の『大好きな恋人』になった蒼汰くんと二人きりでお出かけするんだから!


「日葵〜、そろそろ出かけないと待ち合わせに遅れるわよ〜?」


一階からママの明るい声が聞こえて、私は「はーい! 今降りる!」と叫びながら、お気に入りのキャメル色のベレー帽を頭にちょこんと乗せた。