冷徹生徒会長が私に甘くなるまで

二人で笑い合っていると、後ろから賑やかな声が聞こえてきた。


「よお、日葵! 小林! おはよう!」


バスケ部のユニフォームバッグを担いだ陸が、元気にやってくる。その後ろからは、相変わらず気品あふれる立ち姿の設楽詩織さんが歩いてきた。


「おはようございます、朝比奈さん、小林さん。今日もすばらしい秋晴れですわね」


「詩織さん、陸くん、おはよう!」


今では私たちは、学年や立場を超えたかけがえのない大親友だ。


詩織さんとは「恋のライバル」としての軽口を叩き合いながらも、生徒会を共に引っ張る最強のパートナーとなっていた。