冷徹生徒会長が私に甘くなるまで

季節は巡り、爽やかな風が吹き抜ける桜ヶ丘学園。


朝の登校風景は、数ヶ月前とはまるで違っていた。


生徒たちはそれぞれ自分に合ったおしゃれやヘアスタイルを楽しみ、明るい笑顔で挨拶を交わしている。


理不尽な校則は廃止され、多様性と個性を尊重する新しい校風が、この学校に定着していた。


「日葵ちゃん! おはよう!」


校門の近くで、前髪をシースルーバングにして垢抜けた結衣ちゃんが、手を振って駆け寄ってくる。


「結衣ちゃん、おはよう! 今日のリップ、すごく似合ってる!」


「本当!? 日葵ちゃんに選んでもらったパーソナルカラーのコスメ、毎日使ってるんだ〜!」


「ふふ、バッチリだよ!」