冷徹生徒会長が私に甘くなるまで

「やったーーーっ!」「勝ったぞーーーっ!」


生徒たちが抱き合い、飛び跳ねて喜びを爆発させている。


壇上で蒼汰と私は顔を見合わせた。


「勝ったね……! 月城くん!」

「ああっ……! お前のおかげだ、朝比奈!」


蒼汰が感極まったように私の肩を強く抱き寄せた。


冷徹だった生徒会長の瞳に、溢れんばかりの歓喜の光が宿っている。


偏見と噂に負けず、諦めずに走り続けてきた私たちの努力が、ついに学校全体を動かし、新しい未来の扉を開いた瞬間だった。