5時間目の授業の5分前 わたしは席について荷物を整理していた そういえば保健室で仁はなんか言おうとしてなかったっけ? あの時は熱もあったし、気にならなかったけど…… ふいに隣にいる仁に目線を送る。 「なに?」 「あのさ……」 「うん」 「保健室でなんか言おうとしてなかったっけ?」 「あー……あれは…」 ーーーーーガラガラッ 「はい授業はじめるぞー教科書26ページを開いてー」 タイミング悪く授業が始まり、私たちは黙って前を向いた。