目が覚めると、白い天井が見える。
「………???ここは」
「あ、起きた」
隣には椅子に座って私をじっと見つめる仁の姿。
「えぇ!?へ?ええっと…」
「ここ、保健室」
仁の一言にやっと状況が理解できた私。
「泉ちゃん、いきなり廊下で倒れてたから」
「あぁ…そ、そっか」
やっぱ私、具合悪かったんだ。
なんか申し訳ないな。
……ん?
てかここまでどうやってきたんだろ?
「ここまでってさ…私どうやって」
「俺が運んだ」
!?
な、なんですと!?
「ちなみにどうやって…?」
私がそう言うと、仁は私の体を抱き抱えようとした。
「い、いい!!いいよ、再現しなくて!!」
「そっか」
きょとんとしている仁に対して私はものすごく慌てていた。
仁ってもしかして……天然!?
「ありがとうね。運んでくれて」
「体調悪いなら無理しないほうがいいよ」
冷静に言葉を放つ仁が再び口を開いた。
「………あのさ」
「ん?」
「……なんでもない。また元気な時に話すから」
仁は少し斜め下に目を逸らした。
……あーまたなんか体が熱くなってきた
ーーーガラガラッ
「泉?大丈夫か」
「あ、ハチ。なんとか」
「俺の母さん車で来てっから、乗って帰るぞ」
「あ、うん、ありがとう」
保健室のベットから起き上がり、上履きを履いて歩き出す。
「仁、運んでくれて、ありがとね」
「お大事に」
私たちは3人で保健室を出た。
ハチが仁のこと目を細くして見てたのはなんか不思議だったけど。



