あのときの約束〜おさななじみなう〜








「ぎゃーーーーーーーーーー!!!!!」





…………現在家に一人、瀬川泉、大パニック。




家の中にいるGを発見して発狂しながら窓を開ける




「な、なんだぁああ!泉!?!?!?」








私の叫び声を聞いて瞬時に、隣の家の窓が開く






「Gが!!!Gがでたの!!!早く来てよ、ハチーーー!!!」





走りながらうちのリビングに来た幼馴染(走る距離でもないけど)





あ、フルネームは八谷綾人(ハチヤアヤト)
だから呼び名はハチ。






「何処行った!?おい、泉!!!」






「ちょっと、ハチが騒ぐから見失ったじゃないの!!!」






「はぁ!?俺のせいかよ!お前が呼んだんだろ!バカでかい声で!!」







「隣なんだからいいじゃん別に!!!って誰がバカでかい声じゃ!!」







そう、私たちは家が隣同士。





だから大体の叫び声は筒抜け。




「あ、いた!!!」






ハチがものすごい勢いで殺虫剤を噴射する。








「よっしゃ、仕留めたわー!」






「てか噴射しすぎ!!!男なのにびびってんじゃないわよ!」





「退治してやったのに、その態度はなんだ!?」






ガミガミ言い合いながらリビングのソファにだらんと座る




「おじさんとおばさん、今回は北海道だっけ?」






「そうそう、1ヶ月くらい?だったかなー」






「じゃあ俺、1ヶ月ここに泊まらせてもらうわ〜」






「何言ってんの。もう用は済んだんだから、早く帰った帰ったー」




ハチの背中を無理やり玄関まで押して歩く






「俺の滞在時間、虫以下かよ!!!」







「意味わかんないこと言ってないで、はい、じゃあねー」








「……ったく、ちゃんと戸締りしろよ!!」







「はいはい。ありがとねー」






ーーーーーーーバタン






うちの両親は今日みたいに不在な日が多い。




お父さんの単身赴任にお母さんもついていくのがお決まり。




「なんかあったら、綾人くん呼ぶのよ!
合鍵も渡しとくから♡」






と、わけのわからない捨て台詞を言うのがいつものパターン。