有名バンドの歌姫は無の美少女でした

「…相澤さん!もう少し、猫触らせてくださいっ!」


私は、興奮しながらそう言った。



「…じゃあ、春途って呼んで?」



え、えぇぇ…!


だって、相澤さん、年上だしっ…!



「…無理、です!」


「じゃあ、猫触らせてあげない」



え、えぇ…。



「…仕方ないです。せめて、春途さんで」


「…あぁ。それで良い」




よかった…。


猫を触れて、良かったぁ!




「じゃあ、猫触りますっ!」

そう言って、私はふたたび笑った。