碧くんの好きが溢れてる② 〜あなたの好きで溺れそうなんですけど〜

「アリスの作ったお弁当、一緒に食べよう」
「うん」

2人は木陰にシートを引いて昼食にした。お弁当箱を開けると満面の笑顔で喜んでくれた。そして唐揚げを大きな口を開け頬張って、美味しいと食べてくれた。碧くんは気持ちのいい食べっぷりだ。唐揚げにして正解。

唐揚げの作り方は、ママに教えてもらった。生姜が効いて、いい味してる。冷めても柔らかだ。碧くんに褒められて、また作ってと言ってくれた。ママ感謝!

他の生徒は教室で昼食をとっていた。だから2人だけのピクニック感覚だ。初夏の風が暑さを運んでいた。

始まったばかりの高校生活は、まだまだ一学期半ばだ。こんな楽しい体育祭、これからの行事も盛り沢山ある。碧くんと過ごせるのは、楽しみで仕方ない。

昼休みの時間は終わり、待ちに待った碧くんの応援合戦。学蘭に長い鉢巻きが揺れる。それに青いたすき掛けも凛々しい。各団の応援団が順に応援合戦を披露する。

最後に青団が登場。碧くんは先頭に立っておおきな青団の旗を左右に振り、グラウンドを駆け抜け一周する。他の男子に渡し、中央でバック転をした。皆は歓声をあげた。

青団は更に盛り上がる。応援団は並び、真ん中にいた碧くんが前に出た。そして大太鼓の音に合わせ体を動かし、応援の言葉を叫ぶ。格好いい!

学蘭で筋肉が見えないのが惜しいけど、見えないけど確かにそこにある。碧くんの筋肉を想像をするだけでドキドキしてきた。これは重症だ。

体育祭では、応援合戦の得点も加算される。青団は1位で最高得点だった。さすが碧くん!
総合得点は赤団と接戦中。わずかな差で青団が2位だ。まだまだこれから。