という証言だけで七不思議ができてしまったみたいだ。
「それって放送を録音していた子とかはいないの?」
ミドリちゃんもだんだん半信半疑になってきたみたいで、眉間にシワを寄せて聞いている。
アユちゃんは残念ように肩をすくめて「それがいないらしいよ」と、答えた。
それじゃ、これはただの噂だ。
最初から怖くはなかったけれど、ミドリちゃんと目を見かわせて安心して笑みを零した。
「だけどAiが自我を持つとか本当にありそうなんだけどなぁ」
アユちゃんは未練がましく腕組みをして首を傾げている。
アユちゃんは怖い話が大好きだから、きっとこの話も信じたいんだろう。
「そっか。その話信じるよ」
私は微笑んでそう言ったのだった。



