「誰か!」 最後の力を振り絞って叫んだとき、「誰かいますか?」と、廊下側から声が聞こえてきた。 誰の声だろう? 聞き覚えのある声だけれど先生のものでも、ミドリちゃんやアユちゃんのものではない。 だけど、今は誰でもいい! 「ここにいます! 助けて!!」 「あぁ……そこにいたんですね」 声は女とも男ともつかなくて、性別もわからない。