固定電話が置かれている。 私はすぐに電話に飛びついて受話器を持ち上げた。 友達の電話番号は覚えていないから、お父さんかお母さんに電話しなきゃ! そう思ったときだった。 今度は電話線が途中で切られていることに気が付いた。 これじゃ外への連絡ができない! 「うそでしょ……」 受話器を落とし、床にずるずると座り込む。 絶望的な気持ちに支配されたとき、また【ピンポンパンポーン】とチャイムが聞こえてきた。