「ヒッ!」 悲鳴を上げて振り向くけれど、そこにも誰もいない。 「だ、誰!? 私を脅かして楽しんでるの!?」 声をかけても返事はない。 けれど物陰に身を隠しているのかもしれない。 「あ、わかった! ミドリちゃんとアユちゃんでしょう? こっそり私の後を付けてきたんだ!」 それしか考えられなかった。 ふたりが私を脅かすためにやっているんだ。 「正体はわかったんだから、もう出てきなよ」