先生に鍵を開けてもらって外に出るしかない。 ふたりにこの奇妙な出来事の自慢ができるのは明日になりそうだ。 内心ガッカリしながら職員室のドアを開ける。 職員室の中は薄暗くて、電気が落ちていた。 「先生、いますか?」 声をかけながら中に入るけれど、人の気配がない。 けれどデスクの上には飲みかけのコーヒーカップが置かれていて湯気が立ち上っている。 「先生?」 職員室の奥へと進んでいったとき、開け放っていたはずの戸が突然ダンッと音を立ててしまった。