そんな事を考えながら、駅前のイルミネーションを楽しんで、家に帰ろうとしていた。



ふと、目を前に向けると、同じくらいの歳の男の子が、捜し物をしているかのように、しゃがんでいた。



私は普段だったら通り過ぎていたけど、その男の子の姿が、すごく必死で……………声をかけずにはいられなかった。



そう、この時に話しかけなかったら、雪斗と恋には落ちてなかった。



運命………その言葉が適切すぎる、出会いだった。