隣の席の泉宮くん(過去形)


何を着て行こうか、当日の朝まで悩んだけど結局、半袖のTシャツに、ショートパンツという無難な格好になった。

熱中症対策に頭にはキャップを被った。

足元は歩きやすいスニーカー。

鞄は夏らしい、籠バッグにした。

ズボンの方が楽で、スカートは一枚しか持ってなかった。

日焼け止めをきちんと塗り家を出た。


「真緒!」

待ち合わせ場所に着くと、彩ちゃんが手を上げてここだよ、と私を呼んだ。

彩ちゃんは花柄のワンピースに、厚底のサンダルを履いていた。

今日も彩ちゃんは可愛い。


「ごめん!私が最後だったんだ。」

「時間、間に合ってるよ。」

「十分前だな。」

都鳥くんが腕時計で時間を確認した。


「俺達が早く来過ぎたんだよ。」

泉宮くんと都鳥くんも、もう待ち合わせ場所に来ていた。

通行人からチラチラと視線を向けられ、注目を浴びていた。


泉宮くんはサマーニットにスラックス、足元はスリッポンを履いてる。

都鳥くんは半袖のTシャツにジーパン、サンダルだった。


泉宮くんと都鳥くんは背が高くて、スタイルが良いからモデルみたいに着こなしてる。

制服以外の私服を見るのは、初めてだった。