分からなすぎるよ、火咲くん。

「……え?」

いやおかしいおかしい。

なんでさっきのイケメンが?

「よろしくねー」

追いついてない私をよそに呑気に挨拶してきたイケメン。

いや何が『よろしくねー』なの?

仕方なく席に座る、と。

「君あれでしょ、さっき思いっきり転んでたおバカな子」

……は?

はぁぁぁぁぁっ!?

「なんですかバカって!!最低っ!!」

「バカなのは正解よね」

しれっと肯定するみなみ。

……え、味方じゃなかったの?

「ふはっ、言われてんじゃん」

「笑うなイケメン!!!」

思わず口に出た勝手な呼び名。

口を押さえたが遅い。

「へぇー、イケメンだと思ってくれたんだ。光栄だねー」

ニヤニヤしてるイケメン。

なんなんだこいつ。