分からなすぎるよ、火咲くん。

「まぁあとはバスケでしょうね。全国大会に出たくらいだし。上手っていうのは私の中学校にも噂あったわよ」

「み、みなみの中学にも?」

「ええ。大会には火咲くんの中学の女の子だけじゃなくて他校や高校生の人も応援に行ったって言うし」

「なんかアイドルみたい」

「実際アイドルって言われても違和感ない顔よね」

そう話しているうちになんと他のクラスの女の子までもがこの教室のドアの前に集まっている。

「本当にアイドルじゃん……」

みんなの視線の先はもちろん火咲煌羽。

当の本人は笑顔で質問に答えている

それに返しもいちいちイケメン。

女の子から「好きなタイプは?」と聞かれたら。

「好きになった子がタイプだな」と。

「バスケ上手でかっこいい!」と言われたら。

「ありがとう。でもまだまだなんだよね。ある人に見せたいなって思ってるから」と。

キザすぎない……?これ現実?

と、教室の外から女の子達の「火咲くーん!!」と叫ぶ黄色い声が。

すると。優雅に席を立つ。そして──