「わかった。今ホットケーキ焼いてやるから、ちょっと待ってな」 「うわぁい! お兄ちゃんのホットケーキだぁ!」 飛び跳ねて喜んでいる妹の口の中に恐竜が見えて僕は目を見開いた。 「おい、口に何を入れてるんだ?」 「なにも入れてないよぉ?」 「嘘つくんじゃない。危ないから早く出して――」 そう言い終わる前に妹の顔が急に青くなった。 空気を吸い込むことができないのか、ヒューヒューと喉がなっている。 喉に詰まらせた!? 慌てて妹の背中を叩く。