人をかき分けて進む私にスピードを合わせて、時折止まってくれる。 しばらく進んでいくとチャームが止まり、3回青く点滅した。 これが『到着』の合図だ。 チャームを拾い上げて動物の檻へ視線を向けると、像が水浴びをしているところだった。 それをお父さんが見ている。 「お父さん!」 「イオリ! 無事に戻ってこられたんだな」 お父さんが目を丸くして驚いている。 「だから言ったでしょう? 私、もう子供じゃないんだからね」 両手を腰に当てて自信満々でそう答えたのだった。