まだ少し足首が傷むけれどかまっていられない。 家を飛び出して学校へ向かう。 今の時間なら、まだ授業中のはずだ。 大きな用水路が右手に見えてきたとき、足首に強い痛みを感じた。 立ち止まるより先に体のバランスを崩して傾く。 「うわっ!」 と、叫んだ時にはすでに用水路の中にはまってしまっていた。 運が悪く一部深くなっている場所に落ちてしまって、足がつかない。 近所の人に聞いたことがある。 深い場所では5メートルくらいあって、ヘドロで埋まっているだって。