親同士がそんな話をしている間、私は病室を見回していた。 普段はあまり見ない部屋の中にマヒロちゃんのランドセルと手提げが置かれている。 どちらも事故のせいで汚れたり破れたりしていて、そのままじゃ使い物にならなさそうだ。 そのときだった。 ランドセルの横になにか赤いものがついているのが見えて、手を伸ばした。 「めじるしチャームだ」 それは見慣れているめじるしチャームだった。 けれどこんなのマヒロちゃんがつけていなかったはずだ。