「マヒロちゃん、手術が終わったって」 そう言われて私は勢いよくベンチから立ち上がった。 お母さんと一緒に急いでマヒロちゃんのいる病室へと向かう。 「心春ちゃん……」 病室の中にはマヒロちゃんのお父さんとお母さんもいて、ベッドの上には呼吸器をつけたマヒロちゃんが横たわっていた。 頭に包帯を巻いた姿が痛々しくて見ていられない。 「手術は成功したみたいなんで、今晩を乗り越えることができれば大丈夫です」