「ううん、ぜひ、かわりたい! だって、会長にお近づきになれる、めったにないチャンスなんだもん!」
わたしは、きょとんとした。
「会長?」
どうして、ここで生徒会長がでてくるのかな。
などと、頭を悩ませるまでもない。
「だって、予餞会は生徒会主催でしょ? その委員になるということは、生徒会メンバーといっしょに仕事をするってことでしょ? あの国竹センパイと坂木センパイを近くで見られるチャンスだよっ」
美野里ちゃんは、すっかり興奮していた。
うちの生徒会長と副会長は、いわゆる、うちの学園の名物コンビだ。
国竹総司会長は黒髪で姿勢も正しく、キリッとメガネをかけていて、成績優秀&スポーツ万能。クールで少し近寄りがたいカンペキ男子。

