「ねえねえ、ももちゃん。そんなにイヤだったらさ、かわってあげようか? 予餞会委員」
わたしがしょんぼりしているわけに、美野里ちゃんは気づいていたみたい。
それはもう、めちゃくちゃうれしい申し出だった。
「美野里ちゃん……」
思わず、目がうるっとなっちゃった。
だからといって、ただ、それだけの理由でかわってもらうなんてこと、やっぱり気が進まない。公平にくじ引きで決まったんだし。ただ、運がわるかっただけだし。
せっかくだけれど、本当にうれしかったけれど、美野里ちゃんからの申し出を断ることにした。口をひらきかける。
すると、それよりはやく、美野里ちゃんは、わたしの手をガシッとにぎってきたんだ。

