かわいいのはホントだよ。


 会長、怖い。ロボットみたいに冷たい金属か何かでできているみたい。

 きっと、わたしみたいなだめ人間がキライなんだ……。

 さっきのできごとを思い出していたら。

「まだ、終わりませんか?」

 会長が急に立って、わたしのところにスタスタとやってきた。

 また、メガネのレンズがキラリーンと光っている。

「あ、あっ、すっ、すみません!」

 申し訳なさすぎて、わたしはガバッと頭をさげた。

「自分でもわかっているんです、鈍くさいって!」

「鈍くさい? それじゃあ、みなと同じようにノルマをこなせますか?」

「はい、だいじょうぶです。ちゃんと、自分の分やっていきます。どれだけ時間がかかったとしても……」

 わたしは途中で、はっ! と気づいた。