かわいいのはホントだよ。


 おそるおそる見あげると、国竹会長がわたしを見おろしていて。

『ほかのだれかにかわってもらいますか?』

 その声には、あきらめを通りこして、怒りが混じっていた。

『きみも知っていると思いますが、ここは遊び場じゃないので。三年生の大切な行事の足を引っぱるだけなら、帰ることをすすめます』

 って言われてしまったんだ。

 こ、怖すぎる……!

 心臓が縮みあがったそのとき、『総司、まあまあ』と間に入ってくれたのが、坂木副会長だ。

『城山ちゃん、はじめてのことで緊張していただけだと思うよ。ほら、おれも片づけるからさ、なっ。そう言うなって』

 そのやさしさと笑顔に救われたけれど、そのとき、わたしの心は完全にポッキリ折れてしまったあとだった。