けれども、焦るばかりでいっこうに進まない。
わたしに割り当てられた分だけ、未処理のまま、まだまだ残っている。
挽回するどころか、墓穴を掘っている状態だ。おまけに、
「いたっ!」
紙で親指の先を切ってしまった。
わたしって、なんでいつもこうなんだろう。
だいたい、基本的にのんびりな性格で、自分の靴ひもを結ぶことすら、ひとより時間がかかるほど不器用なんだ。こんなわたしに、委員会の作業なんてつとまるはずがない。
さっきだって、センパイたちが用意してくれた資料を床一面にぶちまけてしまったばかりだ。
『ひゃああ、ごっ、ごめんなさい!』
ほかのひとにクスクス笑われるなか、資料を拾いあつめているわたしの上に、冷たい影が落ちた。

